せどりや転売の確定申告のやり方を超具体的に解説します

せどり 確定申告 せどり

こんにちは、川畑です。

今回は、

「せどりや転売の確定申告のやり方を超具体的に解説します」

というテーマでお話していきたいと思います。

Amazonやメルカリを使ったせどり・転売で個人かつ副業の人でも簡単に収益をあげられるようになってきました。

その反面、確定申告の存在を知らない、もしくは確定申告の存在を知っていたけど、する必要がないと思いこんで放置。

その結果、税務調査が来ることになって、本来払う必要のない税金も払わされたという事例もあります。

川畑 昌弘
そこで今回は、せどりや転売の確定申告のやり方を具体的に解説し、節税する方法をお伝えしますね。

それではさっそく始めていきましょう!

1.せどりや転売の確定申告が必要な人と不要な人

基本的に確定申告は、所得がある人が対象となります。

そもそも確定申告とは、税金を支払うための手続きですので、国民は税金を支払うために、所得に応じて所得税を確定させる必要があります。

所得(課税所得)とは、1年間のすべての収入から経費や控除額を引いた残りの金額を指します。

所得税は、個人の所得に対してかかる税金で、課税所得に税率を適用し税額を計算します。
参照:国税庁『所得税のしくみ』

最近はメルカリやラクマなどのフリマアプリが手軽に利用できるようになったので、誰でもいつでも簡単にお小遣い稼ぎを始められるようになりました。

「たいした額じゃないし申告しなくても大丈夫かな?」

と確定申告を甘く見ると、とっても痛い目に会うかもしれません。

しっかり自分に必要かどうか見極めましょう。

結論から言うと、専業(個人事業主や専業主婦)でせどりをしている場合には、1年(1月1日から12月31日)の間の所得が38万円を超えた時点で確定申告が必要となります。

また、副業(会社員やアルバイト等で他に仕事をしている場合)の場合は、年間所得が20万円を超えた時点で確定申告が必要となります。

なぜ本業と副業で額が違うのか不思議に思うかもしれませんが、これは基礎控除という誰もが控除できる所得控除が関係しています。

この基礎控除の金額が38万円のため、専業であれば所得が38万円以下は申告不要とされるのです。

反対に、38万円を超えると所得税が発生し、さらに扶養からも外れてしまうので注意する必要があります。

一方で副業で働いている会社員やアルバイトの人は、勤務先の会社が年間の所得を計算して、年末調整をやっているので、自分の本業の給与に関しては確定申告の必要はありません。

ですが、会社が認識している年間所得(本業)と実際の所得(本業+副業)に差が生じています。

このとき、副業の収入が20万円を超えてくると、個人で確定申告をする必要が出てくるのです。

以上の内容をまとめてみると、

  • 専業は、年間の所得が38万円を超える場合
  • 副業は、年間の所得が20万円を超える場合

せどりで言うこの所得というのは、具体的に以下の式で表すことができます。

「所得(利益)=売上高ー経費(仕入代、送料、販売手数料、代行手数料、ガソリン代、等々)」

つまり、銀行に振り込まれた額から諸々の経費を差し引いた額になります。

例えば、副業で売上高が100万円、仕入が60万円、その他の経費が15万円の場合、所得が25万円となり確定申告が必要となります。

ですが、この売上高の中に営利目的ではなく、不用品を処分して得た所得は、生活用動産(非課税)の譲渡所得の扱いとなります。

仮に不用品が売上100万円のうちの10万円を占めていたら、売上高は90万円の扱いとなるので、結果的に所得は15万円となり確定申告が不要となります。

しかし税務署からの調査が入ったときに、これをきちんと証明できなければそれ相応のペナルティーがあります。

領収書やレシート、明細書等はくれぐれも厳重に保管しておきましょう。

ちなみに青色申告で登録されている方は、所得がマイナスになった場合、確定申告をすることによって3年間、損失を繰越すことが可能です。

白色申告は損失を繰り越すことはできません。

また、以下のような条件に該当する方も確定申告が必要になります。

  • 年収が2,000万円を超える場合
  • 給与を2ヶ所以上から支払いを受けていて、年末調整されていない所得が20万円を超える場合
  • 医療費控除等を受けられる場合
  • 勤務先の企業が年末調整をしていない場合
  • 同族会社の役員などで、その同族会社から貸付金の利子や試算の賃貸料などを受け取っている場合
  • 災害減免法により源泉徴収の猶予などを受けている場合
  • 源泉徴収義務のない者から給与等の支払を受けている場合
  • 退職所得について正規の方法で税額を計算した場合に、その税額が源泉徴収された金額よりも多くなる場合

以上の条件に該当する方も確定申告が必要となりますので、しっかり自分が確定申告が必要かどうか見極めましょう。

それでは、せどりで経費にできる費用にどんなものがあるか見ていきましょう。

2.せどりで扱う経費の種類って、主に何があるの?

せどりで経費にしていいものとダメなものはどうやって区別すればいいんだろう?

という悩みを解消しようと本屋へ行き、ぶらぶら歩いているとふと目に止まった書籍を思わず二度見しました。

その本のタイトルは、

「あらゆる領収書は経費で落とせる」 

という新書でした。

タイトルのインパクトに目を奪われ、本当に全部落とせるのか疑いの目を向けながら気になって一気読みしました。

結論から言ってしまえば、「事業に関連するかどうか」です。

せどりに置き換えれば

「せどりに関連するかどうか」

「せどりの売上に貢献した費用かどうか」

それは直接的だけでなく間接的でも、とにかく役に立っていることを説明できればいいのです。

ただ何でもかんでも経費にできるわけではなく、個人的に使ったお金を経費にすると税務署から指摘されます。

指摘された時に説得するための正当な「根拠資料」を準備しておくことが重要です。

このときにせどりとの関連性や必要性が、社会通念上、客観的に考えて、適切かどうかを日頃から考えることが重要です。

個人の考えと客観的な考えにズレが出てこないよう、慎重に判断しましょう。

脱税をするのではなく、賢い節税をすればよいので、一つ一つ見て勉強していきましょう。

2.1 給料賃金

せどりを続けていくと、必ずぶち当たるのが一人でできる作業の限界です。

仕入れの量が増えるに連れて一人ではきついなと思うことがきっと出てくると思います。

そんなときに友人や家族、一般募集の人を雇うという選択肢が考えられますよね。

税務署に「給与支払事務所等の開設届出書」を提出さえすれば、従業員の給料を経費にすることができます。

ここで、従業員の給料は問題なく経費にできます。

しかし、家族へ支払う給与を事業の経費にする場合は、細かく条件が定められているので注意が必要です。

給与を受け取る家族のことを、青色事業専従者と言います。

青色事業専従者になるためにはいくつかの条件と手続きがあります。

  • 青色申告する個人事業主と、生計を一にする配偶者や親族
  • 年齢が15歳以上(その年の12月31日現在)
  • 年間の半分以上は、事業(せどり)に従事していること。
  • 「青色事業専従者給与に関する届出書」を納税地の税務署長に提出していること。

この条件をすべて満たしている家族が、青色事業専従者の対象となります。

「青色事業専従者給与に関する届出書」を提出するときに、働いてもらう家族の名前や仕事内容、給与の金額、支払い日などを決めて提出。

そうすることで、晴れて家族への給与も経費にすることができます。

経費として認めてもらうためには、青色事業専従者給与額を算入しようとする年の3月15日までにこの届出書を提出する必要があります。

せどりの個人事業主の経費として一番大きい額を計上できるのは、青色事業専従者給与になります。

この経費は脱税でも何でもなく立派な節税ですので、遠慮せず利用しましょう。

2.2 外注工賃

せどりで外注工賃として依頼する作業は、

  • 納品代行
  • 中国輸入商品のリサーチ

など他の会社や個人の方に作業を依頼して業務を委託する費用となります。

最近ではクラウドワークスやランサーズといった、オンライン上で個人の方と直接つながって仕事を受発注できるサービスもあります。

2.3 減価償却費

減価償却費(げんかしょうきゃくひ)とは、主にパソコンやスマホ、自動車等の10万円以上の高額な商品。

これらを一括計上しないで、それぞれの耐用年数に応じて購入価格の一部を計上する費用です。

耐用年数とは、字の通りモノが耐えうる年数のことです。

自動車を買ってすぐ使ったとしても、1年で価値がなくなるわけではありません。

例えば、300万円の事業用車の耐用年数が6年だとしたら、毎年50万円を減価償却費として費用計上することになります。

価値は時間とともに失われていき、年ごとに失われる価値(50万円)のことを減価償却費と言います。

徐々に価値がなくなっていき、最終的に価値がなくなります。

2.4 地代家賃

せどりをするには、納品作業や発送作業をする場所が必要になります。

新たに事務所として部屋を借りたり、自宅の一部をせどり用のスペースにしたり、仕入れた商品を置く倉庫を借りるときの家賃代は経費に計上できます。

自宅が事務所を兼ねている場合は、全額経費計上はできないですが、面積に応じて按分(比例配分)すれば費用計上できます。

按分の比率は30〜50%程度が目安ですが、実際に使用している面積が70%なら費用計上できます。

2.5 荷造運賃

せどりで仕入れた商品を納品あるいは発送するときに必要な道具は梱包費用として荷造運賃で経費に計上します。

  • ガムテープ
  • 段ボール
  • セロテープ
  • ストレッチフィルム
  • プチプチ
  • ビニールテープ
  • ダンボール
  • 発砲スチロール
  • エアクッション
  • クリスタルパック
  • ポリ袋
  • ビニール袋

梱包費用は消耗品費にもできるのでどちらか片方で統一していきます。

他にも、発送費用、輸送費用として、

  • 郵便局やヤマト運輸、佐川急便等の配送業者に支払う料金
  • 船舶便、航空便、EMS、輸出関係の手数料

などの商品を納品したり、発送したりするときに必要なお金が荷造運賃に該当します。

2.6 水道光熱費

せどりをしていれば事務所にしろ、自宅兼事務所にしろ、電気料金、水道料金、ガス料金がかかります。

自宅兼事務所としてせどりする場合は、使用時間に応じて按分して、経費として計上することができます。

ここでも税務署の方が来たときに説明できるようにしっかりとした理由を準備しておきます。

たとえば、具体的に9時から17時までせどりに使っている場合は、

「8h/24h=1/3」

仮に電気料金が12000円なら4000円を経費として計上ができます。

このように自分が経費として計上した理由や根拠を記録しておきましょう。

2.7 旅費交通費

せどりの主な交通費の理由は、仕入れをするときのガソリン代がメインになると思います。

しかし、仕入れ以外にもせどりのセミナーに行くときや、せどり仲間に会いに行くときの交通費も経費にすることができます。

セミナーに行くことで今まで知らなかったことを習い、仲間に会って情報交換することでスキルが向上し、売上に貢献すれば問題なく経費にできます。

交通費をまとめてみると

  • ガソリン代、高速料金、駐車場料金、高速道路料金
  • 電車、定期券、回数券・新幹線
  • バス、タクシー
  • 航空券、空港利用料

等があります。

せどりに関することが目的でその移動によってかかった費用は全額経費にできます。

ただ、グリーン券は経費にできないのでご注意ください。

2.8 通信費

スマホやインターネットはの通信料金はせどりに欠かせない必須アイテムなので、自宅用のインターネット回線も使用時間に応じて按分すれば経費となります。

せどりで経費にできる通信費をまとめると

  • 携帯料金、モバイルWi-Fi料金
  • インターネット料金、サーバー利用料、プロバイダー料金
  • 電話代
  • ハガキ、切手代

などがこれにあたります。

2.9 広告宣伝費

せどりにおける広告宣伝費は、販売促進を目的としてかかる費用のことです。

Amazon、ヤフー、楽天等の自分のネットショップでの販売広告の費用が挙げられます。

これらは全額経費として計上することができます。

2.10 接待交際費

基本的には、せどりを円滑に行うために得意先や取引先に対する接待に関する費用となります。

具体的には、食事代やパーティー代が主な目的となります。

せどりの同業者との懇親会等で5000円以上なら接待交際費、5000円以下なら会議費で区別して経費計上すると良いと思います。

領収書の額があまりにも高額だと税務署に指摘されますので、社会通念上、きちんとした理由の上で経費計上しましょう。

「誰と食べたか?」

「どんな話をしたか?」

など領収書の裏にでも記載しておくと、突っ込まれたときに準備するよりも効率的です。

2.11 損害保険料

損害保険料とは、万が一の事故や災害から事業を守るためにかけた保険料のことです。

せどりにおける具体例としては、

  • 商品を販売することで発生するトラブルの保険(PL保険)や仕入れに使う自動車の保険
  • 事務所や倉庫として使っている物件に火災保険

などをかけたりすることが挙げられます。

せどりで経費にできる損害保険料をまとめると、

  • PL保険(生産物賠償責任保険)
  • 自動車保険、自賠責保険、
  • 事業所の火災保険・地震保険

などがこれにあたります。

この中でも意外と知られていないのが、PL保険(生産物賠償責任保険)です。

文字から伝わってくるように、モノを扱う人には重要な感じがしますよね。

基本的には、消費者が生産物を使ったり、食べたりして発生したトラブルは生産者が責任を追求されます。

「生産者じゃなくて売ってるだけだから関係ないでしょ」

と思われるかもしれません。

しかし、仮に電化製品に欠陥があったせいで、お客様の家が火事になってしまった場合、

「発火するようなそんな危険なモノを作った会社に責任をとってもらう」

「火事になる危険性がある商品を仕入れて販売している会社が悪い、責任をとってくれ」

とお客さんが考えてもおかしくありません。

矛先がどこに向くかはわかりませんが、お客様に一番近いのは販売者のあなたです。

中でも中古品を扱っていたり、輸入品を扱っている方は、「製造物」や「販売物」の生産者として責任を追求されやすい可能性があります。

PL保険は、損害保険料として全額経費にできるうえ、そこまで費用もかからないので検討をオススメします。

自動車や事務所がプライベートと兼用の方は、保険料を按分しましょう。

2.12 修繕費

せどりでの修繕費はスマホやパソコン、プリンター等の機械が故障したときに修理代で計上する費用となります。

基本的に修繕費は機械や建物、備品など「原状回復」や「維持管理」のための費用であることが基準となります。

パソコンの保守点検、メンテナンス、修理にかかった費用。

事務所の壁の塗り替え、冷房修理、机の修理、解体費、畳の入替、屋根修理、など

2.13 消耗品費

消耗品費は、基本的には10万円未満の消耗品もので、耐用年数が1年未満のものが当てはまります。

せどりで経費にできる消耗品費の例をあげると、

  • 梱包用品(荷造運賃で経費計上してもOK)
  • 筆記用具(ペン、ノート、消しゴム、のり等)
  • 事務用品(電卓、はさみ、カッター、インク代、コピー用紙、シール剥がし、印鑑、各種封筒等)
  • パソコン用品(パソコン本体、キーボード、マウス、USB、USBケーブル、LANケーブル等)
  • 10万円以下の電化製品(スマートフォン、固定電話、FAX機器、カメラ等)
  • 一般的な消耗品(ティッシュ、トイレットペーパー、電池、電球、蛍光灯、ゴミ袋等)

2.14 福利厚生費

個人事業主の福利厚生費は、意見が分かれるところなので難しいですが、すべてのスタッフに対して平等に行われるものと考えられています。

たとえばですが、

  • ウォーターサーバー代
  • スタッフとの飲食代
  • レクリエーション費用

などのスタッフの士気を高めることを目的とした費用となります。

少なくとも税務署にツッコまれたときに説明できる準備をしておいたほうが良いです。

2.15 新聞図書費

せどりにおける新聞図書費とは、新聞や雑誌、書籍を購入したときに使います。

せどりの勉強をするために、流行のアイテムを紹介する情報雑誌や、経済の流れを知るために新聞を購読することも経費になります。

せどりや事業との関連性を説明できれば、マンガでも大丈夫です。

また電子書籍のような手元に形として残らないものでも経費になります。

Kindleやkobo、有料メールマガジン、情報商材等もどのように仕事に関連しているかを説明できれば問題ありません。

勉強しながら経費にできるので費用対効果の大きい自己投資です。

2.16 雑費

今までいろいろ分類してきましたが、それらの中に入らないもので高額でないものを雑費として計上します。

できることなら、雑費が少ないほうが税務署からも好まれます。

雑費にするときは、消耗品費に当てはまらないかを日頃から意識して、なるべくどこかに分類する習慣をつけることが大切です。

最終的に全経費の5%前後に収まるよう注意する必要があります。

以上でせどりに使われる経費を見てきましたが、大事なポイントをまとめます。

  • 事業に関連しているかを意識する
  • 経費にできる根拠の説明を考える習慣をつける
  • どの経費に分類するかを意識する

これらを意識するだけでも経費に詳しくなり、賢い節税の道を歩むことになるでしょう。

続いては、経費を支払った証拠にどのようなものがあるか見ていきます。

3.せどりで確定申告をする際に使える領収書の種類

せどりでは日頃から店舗で仕入れをするので、領収書やレシートを貰う機会が多いと思います。

「領収書じゃないと経費として認められない」と思っている方が多いかもしれませんが、レシートでも問題ありません。

むしろレシートのほうが詳しく記載されているので、税理士さんや税務署の方からも喜ばれます。

また、お店で商品やサービスをクレジットカードで支払った場合は、レシート兼領収書の1枚で渡されるか、レシートと売上伝票(クレジットカード利用控え)の2枚を渡されます。

売上伝票は薄い青や赤色をしたレシートのことです。

これは誰が、いつ、どこの店で、いくら使った等の詳細な情報が記載してあり、取引をした証明書類として立派な証拠となります。

したがって、問い合わせや返品のときにも役立つのでレシートとセットで保管しましょう。

たかが売上伝票と思われがちですが、個人情報も記載されています。

間違ってもレジ横のゴミ箱に捨てててしまうと、個人情報が流出して悪用される可能性があります。

レシート、領収書、売上伝票は厳重に管理しましょう。

もし領収書やレシートをなくしてしまったり、もらい忘れてしまったときは出金伝票が使えます。

これは100均やホームセンターで購入できるので1つ持っていると重宝します。

出金伝票に支出先、日時、勘定科目(経費の種類)、摘要(具体的な内容)、利用金額を記入すれば、領収書の代わりとして使うことができます。

せどりでいえば、電車代、バス代などの交通費や接待交際費の割り勘代で使用する場面があると思います。

ただし、あまりにも出金伝票の数が多かったり、高額すぎる場合は税務署に指摘される可能性があります。

領収書がなくても経費にできるので、出金伝票の証拠となるものがあれば一緒に保存しておきましょう。

3.1クレジットカードの明細書は、領収書変わりになる

実店舗では商品やサービスにお金を支払えばレシートを受け取れます。

Amazonや楽天市場などのネットショップで購入した商品の中に、納品書や領収書等が入っていない場合、基本的にクレジットカードの利用明細書の記録を残しておけば問題ありません。

しかし、クレジットカードの明細書は「日付」と「店舗名」と「金額」のみしか記載されていません。

なので、自分のアカウントの購入履歴を印刷しておけば、何に使ったかの内訳が分かるため、後々確定申告のときに役立ちます。

できることならクレジットカードの明細書と購入履歴の印刷を保管しましょう。

3.2領収書・レシートは最大7年間保管する

個人事業者は、領収書・レシートを白色申告者が5年間、青色申告者が7年間の保管を義務付けられています。

最大で7年間なので、7年保管しておけば問題ないと覚えておきましょう。

税務調査が入ったとしても、最大で7年間までしかさかのぼって調査をできません。

なので領収書やレシートなどの「支払いをした証拠」はしっかり「管理」し、「保存」する必要があります。

ちなみに私が税理士さんに教わった管理方法は、年ごとにA4のファイルを2つ用意して、A4のコピー用紙をファイルに挟みます。

現金ファイルとクレジットカードファイルにそれぞれ分けて管理します。

A4のコピー用紙にレシートや領収書を時系列順に貼っていく。

この方法であれば、個人でも管理しやすいのでおすすめです。

まとめると、「支払いをした証拠」は7年間保管する。

実店舗で受け取り保管しておくものは、

  • 領収書
  • レシート
  • 売上票(クレジットカード控え)
  • 出金伝票

ネットショップでの買い物で保管しておくものは、

  • 納品書や領収書
  • クレジットカード明細
  • 自分のアカウントの購入履歴の印刷

続いては、せどりの確定申告におすすめのソフトにどのようなものがあるのかを見ていきます。

4.せどりの確定申告におすすめのソフト

せどりの確定申告におすすめできるのは、オンライン上で使用できるクラウド型のものです。

以前は経理ソフトを買ってきて、パソコンにダウンロードしてから使うタイプが多かったのです。

が、今ではいつでもどこでもできるクラウド型のほうが圧倒的に便利です。

クラウド型のメリットには、

  • データを自動取り込みしてくれるので、入力の手間が省ける
  • ネットが繋がればいつでもどこでも作業ができる
  • スマホでも取引入力ができる
  • 月々の費用が1000円程度(プランによって前後します)
  • 無料試用期間や初年度無料など導入しやすい

ちなみに私はクラウド型の「やよいの青色申告オンライン」を使っていました。

初年度無償だったのが大きい理由ですが、青色申告かつ2人に1人使っていることもあり、弥生を選びました。

クラウド型のサービスを提供している会社でオススメなのは、

  • やよいの青色申告オンライン
  • freee
  • MFクラウド確定申告

があります。

この3つの大きな違いとしては、

「Amazonセラーセントラルから自動で売上や手数料のデータを取り込んでくれるかどうか?」

です。

残念なことに、やよいの青色申告オンラインだけこの機能がついていないので、売上は自分で入力しなければいけません。

その際に複式簿記での入力が求められますので、中級者向きとなります。

売上の計上漏れは最もやってはいけないことなので、注意が必要です。

多少の簿記の知識はありましたが、初年度はとても苦労しました。

そのかわり、利用者数のシェアが半分以上ということもあり、困ったときの対策情報はネットにたくさん転がっているので、会計の知識は身につきます。

一方、freeeやMFクラウド確定申告はAmazonのデータを取り込めるので、

「複式簿記って何?」

「貸方?借方?って何?」

という人には、こちらをおすすめします。

その中で自分にあった事業規模やコストを考えてプランを選択するといいと思います。

まとめると、会計の知識を身につけていきたい、初年度無料最高、簿記かじったことがある、時間に余裕がある人は、

「弥生の青色申告オンライン」

なるべく自動取り込みで手間を減らしたい、会計のことはわからない、時間があまりない人は

「freee」

「MFクラウド確定申告」

をおすすめします。

5.せどりの確定申告を税理士に任せたほうがいい理由

確定申告は自分でやる方法と税理士などにお願いする方法がありますが、専門家に任せたほうが無難です。

規模にもよりますが、月々1~3万円でレシートの入力業務を丸投げして、自分の時間を仕入れの時間に注いだほうが賢い選択です。

というのも、私はせどりを始める前に簿記2級を取得して自力で青色申告に挑みましたが、正直なところかなりきつかったです。

青色申告では複式簿記の知識が必要になるので、個人でやるのはあまりお勧めできません。

確定申告直前の2月は1ヶ月まるまる確定申告の勉強と入力業務に時間を費やし、もったいない時間の使い方をしてしまい、深く深く反省しました。

作業をしている間も頻繁に、

「これってどういうこと?確定申告分からん!税理士さん助けてー」

と心の中で叫びながらの日々は、教えてくれる方が近くにいればどんなに気持ちが楽になることかと思いました。

確定申告〆切日の3月15日が近づくにつれて、

「これで本当にあっているのかな?」

「締め切りまでに終わるかな?」

「間に合わくてペナルティーになったらどうしよう」

「仕入れも納品も発送もしなきゃなのに」

と焦る気持ちとそわそわした気持ちで、心に余裕がなくなっていました。

刻一刻と迫る時間に追われながらの作業は心身ともに疲弊しました。

なんとか滑り込みで提出をして事なきを得ましたが、精神衛生上、よろしくありません。

この時ほど誰か経験者や専門家の方に手を差し伸べてもらいたいと切実に願ったことはないです。

簿記の知識をかじったことがある人ほど、大丈夫だろうと甘く見ないほうが無難です。

想像以上に無謀なことです。

泳げないのに1㎞泳がなくてはいけないくらいキツイことです。

水泳の知識を持った未経験者が1㎞泳ぐのは、藁をもつかむ思いで必死に泳がなければたどり着けません。

しかし、プロのアスリートなら1㎞泳ぐことは朝飯前です。

簿記の知識を学んだ未経験者が確定申告に挑むのは、藁をもつかむ思いで必死に勉強しなければたどりつけませんが、税理士さんにとっては朝飯前です。

先生や師匠というものが自分の身近にいて、すぐに助けを求められる環境は絶対に必要です。

一緒に確定申告を作成しているときのほうが、はるかに効率よく会計や税金の知識を学ぶことができます。

私自身、初めての確定申告を終えてから、すぐに知り合いの方に税理士さんを紹介していただき契約しました。

翌年から税理士さんとの確定申告に向けてやり取りする中で、学びの速度が加速しました。

ということで、税理士さんを紹介してもらいたいと悩んでいる方には、

  • 税理士情報検索サイトで探す(日本税理士会連合会やfreee)
  • 近所にある税理士事務所を調べて相談してみる
  • 同業者に紹介してもらう

ことをオススメします。

特にせどりをすでに知っている税理士さんだと確定申告に向けたやり取りもスムーズになり、せどりに集中する事ができます。

あなたが輝ける分野にエネルギーを注げばいいのです。

自力でやらず、人の手をどんどん借りてビジネスを前に進めていきましょう。

5.1せどりの経費を自分で計上しないほうが良い理由

 

よくありがちなのが家族で外食した食費を交際費や会議費として計上する人がいます。

「みんなやっているから」とか「少しくらいなら大丈夫」とか「仕事関係の食事ということにしてしまおう」とか
ちょっとした悪魔の誘惑があなたの心のスキマに「やってはいけないこと」を正当化する言い訳を運んできます。

そういうときは、一度立ち止まって考え直してみましょう。

たとえば社長が会社のお金を流用して、個人の趣味や娯楽に使ってしまい脱税をしたというニュースを見かけます。

あるいは政治家が国民の税金を私的に不正使用したという話もよく聞きます。

そんなとき、

「なんでそういう事するんだろう?」

「そのくらいきちんと払えばいいのに」

「お金持ってるのにケチ臭いとか」

「結局余計に払うんだから最初からやらなければいいのに」

といろいろと思うところがあると思います。

他人のことであれば、客観的かつ冷静に「やってはいけないこと」を判断できるにもかかわらず、自分のことになると盲目になり、甘く判断するようになります。

私も周りから入ってくる情報を鵜呑みにしていたら、きっと家族の食事も経費としていたかもしれません。

しかし、税理士さんが近くにいてくれたおかげで、立ち止まることができました。

たくさん質問し、疑問は次々と解消していきました。

「家族との食事は経費にできますか?」

「それなら仕事関係の話をしたら大丈夫なんですか?」

と赤裸々に突っ込んで質問をし、「やってはいけないこと」と我に返らせてもらいました。

誰にでも「経費にしてしまえ」という悪魔のささやきが訪れる機会があると思います。

そんな時こそ、お天道様が見てる、ご先祖様が見てる、神様が見てる、おじいちゃんおばちゃんが見てる、子供が見てる、と立ち止まってみることが大切です。

誰かが見ているから「やってはいけないことをやらない」のではなく、誰も見ていなくても「やってはいけないことはやらない」、人が見ていないときこそ正しいと思うことをブレずに貫くことが重要です。

社長や政治家も自分は大丈夫と思ってやってはいけないことに手を出します。

あなたの行動は誰かしら必ず見ています。

確定申告においては税務署が見ています。

あなたの良心(両親)に恥ずかしいと思わせない申告をしましょう。

せどりの経費を自分ひとりで計上しないほうが良い理由がわかっていただけると嬉しいです。

6.まとめ

最後にこの記事のテーマ「せどりや転売の確定申告のやり方を超具体的に解説します」で

言いたかったことを短くまとめます。

  • まずは自分が確定申告が必要かどうか判断する。
  • 使えそうな経費をピックアップして記録する。
  • 「支払いの証拠」をきちんと管理する
  • 自分にあったクラウド型会計ソフトを選択する
  • 正しい確定申告のために税理士さんを活用する
  • 翌年の2月16日〜3月15日までに確定申告書を所轄の税務署に提出する

ぜひとも今回の記事を参考にしていただいて、迷うことなく確定申告を行ってもらえたらと思います。

それでは本日はここまでになります。

ありがとうございました!

追伸

僕が“せどり”をはじめたきっかけは、父親の借金1000万円を返済するためでした。

 

家を売るか、破産申告するかを迫られる状況のなか、まだ大学生だった僕は、アルバイトに出かける両親に代わって、7人のせどりの達人に教えを乞い、ノウハウをインストールしまくりました。

 

その結果、初月から月商100万円、半年で月商400万円稼げるようになりました。

 

そのノウハウを父と姉に教えたところ、2人とも、自立して“せどり”ができるようになり、今では、一生お金に困らない生活ができています。

 

僕の父や姉でさえできる“せどり”は、

例えば、

  • 借金を抱えている人
  • 病気療養中の人
  • 家族の介護をして働きに出られない人
  • 失業中の人

というような状況の人でも、ちゃんと実践できれば、確実に稼げるようになるのは勿論のこと。

 

資金が潤沢にある投資意識のある人は、投資対象として、せどり事業でお金を増やしています。

 

月商2000万円以上をせどり事業でつくるクライアントもでてくるくらい、

「0→1から1→100まで」

まで、対応できるのが、せどり事業です。

 

いろいろな立場の、より多くの方々に、僕の経験と知識を役立てて欲しいと考え、下記無料メルマガで公開することにしました。